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スリッター刃の寿命が短い?交換頻度を減らすために見直したい6つのポイント

 

スリッター刃の寿命が短い?

交換頻度を減らすために見直したい6つのポイント

「以前よりスリッター刃の交換が多くなった」

「もっと長持ちする刃物はないだろうか」

スリッター刃を使用する現場では、このようなご相談をいただくことがあります。

しかし、「何日使えたか」だけでは、本当に刃物の寿命が短いのか判断できません。同じ刃物でも、生産量や切断する材料、求める切断品質などによって使用できる期間は変わります。

そこで今回は、刃物の材質や形状を変更する前に確認したい、「スリッター刃の寿命を管理する6つのポイント」をご紹介します。

●ポイント1:まず「何をもって寿命としているか」を確認する

「スリッター刃の寿命」といっても、交換する理由はさまざまです。

  • 切れ味が悪くなった
  • 毛羽やバリが増えた
  • 刃先が欠けた
  • 切断面が悪くなった
  • 決められた期間使用した

例えば、摩耗して交換した場合と、刃欠けで交換した場合では、同じ3日間の使用でも意味が違います。

まずは「何日使えたか」だけではなく、「なぜ交換したのか」を確認することが重要です。

●ポイント2:使用日数だけで寿命を判断しない

これまで7日間使用できていた刃物が、5日間で交換するようになれば、一見すると寿命が短くなったように見えます。

しかし、その間に生産量が増えていれば、実際に切断した量は以前より多い可能性があります。

そのため、

  • 使用日数
  • 稼働時間
  • 加工量
  • 加工した製品数

など、自社で把握しやすい数字と合わせて比較することをおすすめします。

大切なのは、できるだけ同じ条件で比較することです。

●ポイント3:「交換した理由」を記録する

寿命を改善するためには、刃物を交換したときに簡単な記録を残しておくことをおすすめします。

例えば、

交換日 ライン 切断物 使用期間 研磨回数 交換理由
8/1 Aライン ○○フィルム 5日 2回目 切れ味低下
8/8 Aライン ○○フィルム 6日 3回目 毛羽発生
8/15 Bライン △△フィルム 3日 1回目 刃欠け

最初から細かく記録する必要はありません。

「いつ・どこで・何を切って・なぜ交換したか」を記録するだけでも、特定のラインや材料で交換が多いなど、それまで感覚で捉えていた問題が見えやすくなります。

●ポイント4:ライン別・切断物別に比較する

「当社はスリッター刃の寿命が短い」という大きなくくりだけでは、改善すべきポイントを見つけるのが難しくなります。

例えば、

Aライン × 材料① → 問題なし

Aライン × 材料② → 寿命が短い

Bライン × 材料② → 問題なし

という結果であれば、「材料②だから寿命が短い」とは単純に判断できません。

ラインや切断物などを分けて比較し、「どこで、何を切ったときに寿命が変わるのか」を見ることで、原因を絞り込みやすくなります。

●ポイント5:新品と再研磨品の寿命を比較する

スリッター刃は、再研磨を繰り返しながら使用するケースが多くあります。

そこで、

新品 → 1回目再研磨 → 2回目再研磨 → 3回目再研磨

と使用していく中で、寿命に変化がないか確認します。

毎回ほぼ同じように使用できていれば、安定して使用できていると考えられます。

一方、「ある研磨回数から急に交換が早くなる」といった傾向が見えてくれば、改善を検討するヒントになります。また、仕上外径などを記載しておくと磨耗量把握などの参考になりますし、生産性からの推奨使用限界等がわかります。

●ポイント6:「刃物の価格」ではなく「切断にかかるコスト」で考える

刃物のコストというと、新品価格や再研磨価格に目が向きがちです。

しかし、刃物交換には、

  • 刃物交換作業
  • 機械停止
  • 再セッティング
  • 切断不良や材料ロス

なども伴います。

安い刃物でも交換頻度が高ければ、トータルではコストが高くなっている可能性があります。

そのため、「一番安い刃物」「一番長持ちする刃物」ではなく、自社の生産条件に合った刃物と使い方を考えることが重要です。

スリッター刃の寿命改善は「見える化」から

「最近、スリッター刃の寿命が短い」と感じたら、すぐに刃物の材質や形状を変更する前に、現在の使用状況を整理してみましょう。

まずは、

  1. なぜ交換したか
  2. どのくらい使用したか
  3. どのライン・切断物で使用したか
  4. 何回目の再研磨品か

などを記録します。

記録を続けることで、「何となく刃持ちが悪い」という感覚的な問題を見える化し、改善すべきポイントを絞り込みやすくなります。

三有研器では、今回ご紹介した内容を簡単に記録・比較できる「スリッター刃使用管理シート」をご用意しています。

スリッター刃の交換頻度やコストを見直したい方は、ぜひご活用ください。



>>>「スリッター刃使用管理シート」をダウンロード

(技術資料No2を資料請求してください)

また、記録した結果から「特定のラインだけ寿命が短い」「再研磨後の刃持ちが安定しない」などのお困りごとが見えてきた場合は、現在お使いの刃物や使用状況を確認しながら改善方法を一緒に検討することも可能です。

お気軽に三有研器までご相談ください。

スリッターの改善事例の一部をご紹介します


>>>スリッター上刃の刃先角変更による切れ味の改善はこちら

>>>スリッター下刃研磨による切れ味の改善はこちら

>>>スリッター刃セット研磨による刃持ちの改善はこちら

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