工業用刃物の種類や選定のポイントをプロに学べる

工業用刃物なび

課題解決事例 #18
コイルスプリングによる接圧の調整!

課題解決タイトル コイルスプリングによる接圧の調整
クライアント 不織布加工業者様 業種 不織布製造業
製品名称 コイルスプリング 切断対象物 不織布
課題 切れ残りが発生する、切断面が蛇行する 提案の結果 切れ残りの抑制、切断面の均一化

お客様の課題・お困りごと

こちらは、工業用刃物なびを運営する三有研器が提供している紙・不織布の切断を行うためのコイルスプリングです。スリッター上刃をセットする移動式ホルダーに使用されています。不織布を切断する際に切れ残りや蛇行が発生するという相談があり、コイルスプリングの仕様変更を提案をしました。 不織布は繊維が長いこともあり、切れ残りが多々発生します。最終的な製品のカットではないため、非常に高い品質が要求されるわけではないが、次工程に問題ない範囲での対応が必要であり、安価で改善できないかという依頼を受けました。

当社のご提案内容

上刃用の移動式ホルダーにはコイルスプリングが使用されることが多いですが、ほとんどのお客様では標準的についてあるコイルスプリングをそのまま使用されることが一般的です。今回のお客様もそのようなケースでした。切れ残りが発生する理由の一つとして、接圧不足のため上下刃がきちんとあたっていないことが考えられます。そのため、弊社に在庫しているコイルスプリングの長さを調整し、押さえを少し強くすることをご提案しました。

提案ポイントとお客様のご感想

コイルスプリングは大量に製作し在庫しているため通常数百円と安価なものです。小ロットでの製作も可能ですが、納期がかかりテストをするのも大変お時間がかかってしまいます。そのため、弊社にある在庫品を長さを調整することで、押さえる力をテストし、適正なものに変更しました。 価格面でもほとんど変わらず、テストおよび改善ができました。 お客様でも使用方法を変えず、切れ残りや蛇行が抑制できたとお喜びの声をいただきました。 切断条件、必要な品質にあわせ費用対効果がだせるようにいろいろご提案をさせていただきます。もしお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡ください。

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