課題解決タイトル | フィルム用鋸刃の溶着物抑制について | ||
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クライアント | 不織布加工業者 | 業種 | フィルム加工業 |
製品名称 | 包装機用鋸刃 | 切断対象物 | フィルム |
課題 | 溶けたフィルムが刃物に溶着し、掃除に時間がかかる | 提案の結果 | 非粘着コーティングを実施する |
お客様の課題・お困りごと
包装機用の鋸刃でフィルムを切断した場合に、シーラー後鋸刃による切断をするため、溶けたフィルムが鋸刃のつき切れ味が悪くなる。 また、鋸刃のため目立て溝部分にフィルムがこびりつき、市販のカッター刃でごみを清掃している。その際に危険だし時間がかかる。
当社のご提案内容
刃先部分に薄膜の非粘着コーティングを実施し、溶着したものがこびりつきにくくする。 非粘着コーティングにはフッ素樹脂等が多く使われるが、今回は刃先部分ということもあり、薄膜ではがれにくいものを選定し提案した。
提案ポイントとお客様のご感想
ご提案したコーティングの実施により、お客様からは「刃物の清掃がウエスでさっと拭くだけになり大幅に作業が楽になった」とのご感想をいただいた。 作業効率だけではなく、安全面も向上した。 鋸刃で目立てしているため、刃物に凹凸が多くあり、その溝部分にごみがつきやすい。今回提案したコーティングの場合は研磨後再コーティングが必要になるが、 現状ではまだあまり摩耗していないのに、溶着物により再研磨が必要な状況だったため、コーティングにより再研磨のサイクルも長くなり、結果ランニングコストを押さえることができた。 コーティングの種類等は使用状況によって選定しますので、お気軽にご相談ください。