課題解決タイトル | 紙管の切断部分の改善 | ||
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クライアント | 紙加工業者様 | 業種 | 紙管製造 |
製品名称 | 紙管 | 切断対象物 | 紙管 |
課題 | 切断部分が盛り上がる | 提案の結果 | 再研磨の精度を向上させることで、刃先が厚みのセンターに近づき切断部分の盛り上がりが低減した。 |
お客様の課題・お困りごと
製紙会社やフィルム製造会社で使用される紙管を製造している会社様での課題です。 紙管製造においては、紙管の内外径や幅寸法がきちんとでていることはもちろん、端面の切り口の状態が製品の品質に大きな影響を及ぼします。 お客様においても紙質や糊の研究をされ、様々な種類の紙管を製造されています。 それに伴い切断条件が変わり、従来品では問題なかったものも「切れ味」が足らず端面が少し盛り上がってしまっていました。
当社のご提案内容
以下のことを提案するとともに実施しました。 ①刃先を刃物の厚み方向でのセンターをきちんと出す ②しのぎ角度、しのぎ幅、刃先角を再度見直す ①の刃先をセンターにすることは、簡単なようで再研磨においては非常に難しいことです。理由は刃物を使用することで反りが発生してことがある。しのぎ角度が鋭利なため少しのあたりの違いで影響がでてしまいます。
提案ポイントとお客様のご感想
今回の改善のポイントは弊社の研磨精度とお客様との協力体制です。 ②の刃先仕様を変更するにあたっては、弊社内で研磨したものをお客様にテストをしていただきながら、切断にあった仕様をさがしていきます。 お客様内で刃物の管理や製造管理がきちんとできており、テスト品のフィードバックをきちんといただけたことが課題解決につながりました。 その結果以前より端面の盛り上がりが低減し、安定的な製造が行えているとのお声をいただきました。 弊社ではお客様とともに「最適な切断」に近づけていくご提案をさせていただきます。 ぜひお気軽にお問合せいただければと思います。