課題解決タイトル | スリッター下刃の運用方法変更によるトータルコスト削減 | ||
---|---|---|---|
クライアント | 紙加工業者 | 業種 | 紙加工 |
製品名称 | スリッター下刃 | 切断対象物 | 紙 |
課題 | 刃物の費用を少しでも抑えたい | 提案の結果 | トータルのランニングコスト低減 |
お客様の課題・お困りごと
素材高騰等で当社で新品価格改定のお願いにいった際に、価格改定はご了解いただいた上で、少しでも刃物の費用を抑えられる方法はないかとご相談をいただきました。 その際にご使用方法や交換頻度等刃物の運用方法を改めて詳しくヒアリングしました。
当社のご提案内容
ヒアリングの結果刃物を延命化させるために、切れなくなったら上刃の側圧を掛けていき、製品の切断品質ギリギリまでご使用になられた後、上刃交換しても切れ味が戻らない場合にスリッター下刃を交換されていました。 下刃を交換を上刃交換1回分早くすることを試していただきました。
提案ポイントとお客様のご感想
交換頻度は少し早くなりましたが、研磨量が半分ほどになりました。そのため下刃の使用限界になる期間が延び新品を購入する頻度が減ることで、トータルのランニングコストとしては削減することができました。 お客様としては費用削減のために行っていた運用と逆のことを提案されたので最初は半信半疑でしたが、結果を見て驚かれてました。 ポイントは刃物の使用時間と磨耗量の関係性です。切れ味が悪くなってからの摩耗量は二次曲線的に増加していきます。(詳しくは技術コラム「スリッター刃による切断のポイント」https://hamono-navi.com/columns/397/参照) 無理してお使いになられると刃物にも製品品質にもあまりいいことはないことを実感されたようでした。