課題解決タイトル | カッター刃素材変更による延命化について | ||
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クライアント | 繊維製造業者 | 業種 | 繊維製造 |
製品名称 | カッター刃 | 切断対象物 | 特殊繊維 |
課題 | 素材調達が難しい、刃物を延命化したい | 提案の結果 | 刃物の素材変更をすることで刃物の長寿命化を実現 |
お客様の課題・お困りごと
繊維製造業者様から刃物の延命化についてご相談をうけました。このお客様の製造しているものは製造過程で薬品をしようするため、なかなか昔から使用している刃物の見直しができませんでしたが、新製品を切断していると従来の刃物では刃物交換頻度が高く何かないかとお探しになられていたところ弊社にご相談いただきました。
当社のご提案内容
お客様の切断条件を考慮し、ステライトから超硬(特殊品種)への素材変更を提案しました。 一般的にステライトは薬品には強いのですが、硬度がさほど高くなく、鋭角な刃物等の形状によっては切れ味が落ちるのが早くなるケースもあります。条件によっては超硬の中でも特殊品種で使えるものもありますので、今回は刃物の形状変更ではなく素材変更にチャレンジする提案をしました。
提案ポイントとお客様のご感想
お客様は繊維製造業者様は製造過程で薬品を使うため、ご使用の薬品に適応できる素材の選定を行いました。薬品を使う場合通常刃物で使用されれるSKH等の主成分が鉄のものはさびやすいため、使用ができない場合があります。 ステライトから超硬にすることで、取り扱い方法などの変更もお願いすることになりましたが、お客様でもご協力いただき新製品の切断も従来品並みに延命化することが実現しました。 ※写真は載せられないので、超硬レザー刃を掲載しています。角度のついた切り刃です。