課題解決タイトル | フィルム切断用丸刃のコーティングによる延命化 | ||
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クライアント | フィルム加工業者 | 業種 | フィルム加工 |
製品名称 | 丸刃(両刃) | 切断対象物 | フィルム |
課題 | 刃物を延命化させたい | 提案の結果 | 3倍以上の長寿命化 |
お客様の課題・お困りごと
フィルムを切断する際に使用する刃物を延命化させたいとご依頼がありました。 お客様では現在しようしている刃物の材質はわからないとのことでした。使用方法と状況をヒアリングさせていただいた上で、使用している刃物をお預かりさせていただきました。
当社のご提案内容
刃物素材は成分分析しなければ正確なものはわからないので、ご使用方法を確認して選定させていただきました。 ご提案させていただいた件は以下の3点です。 ①研磨精度が悪く、真円がでていないため真円度を上げて製作する(当社での一般的な精度による仕上) ②材質は使用条件からSKHにする ③チタンコーティングをする
提案ポイントとお客様のご感想
今回の提案ポイントとしては、素材選定とコーティングの実施です。 延命化の場合、超硬素材をご提案するケースもありますが、ご使用方法をお伺いすると超硬だと刃欠け(チッピング)の可能性もあったため、SKHをご提案させていただきました。 できるだけ延命化をさせたいとのご要望でしたので、合わせてチタンコーティングもご提案しました。 材質がもともと何かわからないためSKHの選定効果はわかりませんが、当社のご提案の刃物で従来より3倍以上の効果はでました。 延命化できたことはもちろん、交換頻度はもともと多くはありませんでしたが、条件を調整する頻度も減ったため切断品質も安定したとの声をいただきました。